鉛色の紙飛行機

ゲームについての感想など。

DARK SOULSⅢとアクションゲームの話

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色々な部分で難易度が高いゲームでした。何回YOU DIEDの文字を見た事やら…
難しさの分だけ達成感もありますし、世界観や育成の奥深さなど魅力的な部分も多かったので、どうにか心が折れずにエンディング+DLCまで終わらせることができました。
まあ理不尽に感じる部分もありましたが、とりあえず一周クリアするというだけなら十分なんとかなる感じでした。やはり他プレイヤーの助けを借りられるのはありがたいですね。

双王子や修道女フリーデなど一人では勝てなかったボスももちろんいましたが、ゲーム自体の攻略だと知識(何処にどんな敵がいて何をしてくるのかなど)の方が重要だったので、トライ&エラーを繰り返せばソロでもある程度はクリアできました。
対人となると話は別で、反応速度から判断力、更に知識まで求められる感じだったので、自分の腕では数の有利に頼らないと勝てませんでしたね…(正直悔しい)。

世界観は言い回しや用語も含めて非常に魅力的でした。
「王の薪」「火の無い灰」「冷たい谷の~」のような用語や「~したまえよ君」といった言い回しも良かったのですが、個人的に一番印象に残ったのは「深み」だったりします。
英語でも「abyss」ではなく「deep」のようですし、わざわざ「深淵」と「深み」を使い分けている理由が少し気になります。
「深み」、なんか美味しそうな言い回しですよね(実物はその真逆を突き抜けてますが)。

プレイしている内にアクションゲームについて思うところがあったので、それも交えてまとめておきます。
ダークソウル3をやっていて難しく感じた部分をまとめるとこんな感じです。

1、敵配置(不意打ちされ囲まれる、いきなり突き落とされるなど)
2、ギミック(不安定な足場、矢のトラップなど)
3、敵の特殊な能力(状態異常など)
4、敵の攻撃動作(ディレイを織り交ぜた緩急のある攻撃、広い攻撃範囲など)

アクションゲームを楽しむにはある程度の素質が必要だと今まで思っていましたが、どうやらそうも言い切れなさそうでした。
この中の少なくとも1から3は知識で対応できるんですよね。
初回は引っ掛かったとしても、事前に対策を用意しておけるので次回は大体どうにかなります。
「誘い頭蓋」などの有用なアイテムを上手く使えば初回でも乗り越えられたのかもしれませんが、なかなか難しかったですね。

問題なのは4です。その瞬間での判断が求められるため、事前に対策するといっても限界があります。
ディレイ攻撃をしてくると知っていたとしても、判断できずに反射的に回避してしまえば回避後を狩られる。
広い攻撃範囲の技が来ると分かっていても、タイミングを合わせて回避できなければダメージを受ける。
とはいえある程度の対策は可能で、

・大量の回復アイテムを持つ
・耐性を高めて被ダメージを減らす
・相手の弱点を突いて戦闘時間を短くする
・間合いを調節して厄介な攻撃の頻度を減らす
・その攻撃だけ盾でしのぐ(攻撃を判断でき、かつガード可能なら)

こういった事をすれば(避けきれなくても)勝率を上げることができます。
自分の場合、もしダークソウル3に盾が無かったらクリアできなかったような気がします。
動作が早いうえにリーチのある攻撃をされると反応できないんですよね…(騎士どもとか一部のボスとか)
受け値が優秀な「黒騎士の盾」と雷耐性が優秀な「ロスリック騎士の盾」には本当にお世話になりました。

ただまあ根本的な解決にはなっていないので、周回でステータスがかなり強化された敵や、盾ガードを崩してくる敵には無力でしたね。
暗月誓約で高周回のホストの世界へ召喚されて瞬殺されたり、連続攻撃で盾を崩されたり…
対人に関しては言わずもがなです。

結局何が言いたいのかというと、「反射神経やとっさの判断に自信が無くても知識と準備である程度カバーできるかもしれない」という事です。
対人がメインのゲームは流石に厳しそうなので避けますが、一人用のアクションゲームならもう少し挑戦してみても良いかなと。そんな結論です。